
2025年2月20日(木)株価騰落率ランキングTOP10

上昇率トップ10:
6731 ピクセラ 前日比+29.4% 株価44円
低位株ながら3日連続の急騰
新たな材料は確認されていないものの、低位株として短期資金が集中し急騰。株式併合で値幅取りが容易になった面も指摘されており、投機的な買いが株価を押し上げた。
9171 栗林商船 前日比+29.3% 株価1323円 (ストップ高)
20日午後に2025~27年度の中期経営計画を発表。最終年度2028年3月期の連結営業利益目標を30億円(2024年3月期実績15.33億円)に設定したことが好感され、業績拡大期待からストップ高買い気配となった。
6171 土木管理総合試験所 前日比+21.6% 株価450円 (ストップ高)
13日に発表した2024年12月期決算で連結経常利益が前期比24.4%増の6億円と増益、2025年12月期もさらに14.3%増の6.9億円と2期連続で過去最高益更新見通しと判明。好決算を材料に業績拡大期待の買いが集まり、ストップ高まで買われた。
5612 日本鋳鉄管 前日比+20.0% 株価1885円
19日付の日経新聞朝刊が都道府県管理の大規模下水道管の老朽化問題を報道。老朽管の更新需要拡大への思惑から上水道向け鉄管メーカーである同社に買いが殺到し、株価は急騰した。
2695 くら寿司 前日比+19.3% 株価3090円 (ストップ高)
19日取引終了後、昨年12月に廃止した株主優待制度を4月末基準で再導入すると発表。100株以上保有株主に食事券を贈呈する内容で、顧客還元策の復活が評価されストップ高買い気配となった。
6190 フェニックスバイオ 前日比+18.6% 株価511円 (ストップ高)
19日午前、TOPPANホールディングスと「人工三次元肝臓組織」の試供に向けた業務提携契約を締結したと発表。大手企業との提携による市場開拓期待から前日も急騰しており、好材料継続を背景に本日もストップ高となった。
4673 川崎地質 前日比+18.1% 株価3615円
20日午前、路面陥没を未然に防ぐための地中レーダー探査の探査深度向上に関する取り組みを発表。全国で相次ぐ道路陥没事故を受けインフラ点検需要への期待が高まる中、その関連銘柄として注目され急伸した。
5597 ブルーイノベーション 前日比+16.3% 株価935円
日本経済新聞が20日朝、政府が2025年度からインド太平洋地域の同志国に日本製ドローン供与を拡大すると報じ、ドローン関連株に物色人気が再燃。同社は埼玉県八潮市の道路陥没事故現場で下水管内調査をドローンで実施した実績もあり、政府施策とインフラ点検需要の両思惑から買われた。
5287 イトーヨーギョー 前日比+15.5% 株価746円 (ストップ高)
下水道関連のインフラ老朽化対策期待で水道インフラ関連株に資金流入。マンホールなどコンクリ製品を手掛ける同社は業績回復基調(2025年3月期営業益前期比+48%見通し)にあり、八潮市の陥没事故を機に水道インフラ需要顕在化との見方も追い風となり急騰した。
218A リベラウェア 前日比+15.4% 株価748円 (ストップ高)
20日付の日経報道を受け、ドローン関連として買いが殺到しストップ高。狭小空間向け小型ドローンを開発する同社も、国産ドローン振興策の恩恵期待から物色人気化した。
下落率トップ10
4875 メディシノバ・インク 前日比-17.2% 株価251円
20日朝発表の2024年12月期決算で最終損失が前年同期比で拡大。売上ゼロに加え研究開発費などの費用増が響き赤字幅が拡大した。業績悪化を嫌気した売りが膨らみ、株価は急落した。
6736 サン電子 前日比-12.7% 株価8030円
2月14日に発表した2024年3月期第3四半期決算で10-12月期が0.7億円の経常赤字(前年同期は1.8億円の黒字)に転落。想定外の業績悪化により売りが優勢となり、その後も調整局面が続いて株価は大幅下落となった。
8107 キムラタン 前日比-10.5% 株価51円
特段の新材料はなく、前日までの急騰の反動で利益確定売りが優勢となった模様。低位株として短期資金の出入りが激しく、20日は全体相場の下落も相まって値下がり率上位の大幅安となった。
4576 DWTI(デ・ウエスタン・セラピテクス研究所) 前日比-10.2% 株価132円
18日取引後に発行可能株式総数を約3.4倍に引き上げる定款変更を発表。将来的な増資による株式価値の希薄化懸念が広がり、嫌気した投資家の売りが集中。株価はストップ安こそ免れたものの急落した。
5243 note(ノート) 前日比-9.7% 株価1358円
1月に発表した他社との業務資本提携を契機に急騰していたが、過熱感からこの日は利益確定売りに押された。東証グロース市場全体の指数が続落する中、AI関連の新興株である同社にも売りが波及した。
3647 ジー・スリーホールディングス 前日比-8.4% 株価153円
直近期に業績下方修正を発表し今期最終利益が大幅減益見通しとなったことへの懸念が続いている。業績不振による売り圧力が衰えず、全体相場の地合い悪化も重なって下落基調が継続し、大幅安となった。
3775 ガイアックス 前日比-8.1% 株価499円
目立った個別材料はなく、低流動性の中で換金売りに押された。同社は名証ネクスト市場上場で個人投資家中心の売買が主体。20日は新興市場全般の軟調地合いもあって売りが優勢となり、株価は急落した。
241A ROXX(ロックス) 前日比-7.9% 株価1300円
東証グロース上場のAI関連銘柄。新興市場における人工知能テーマ株から資金が流出した流れに沿い、同社株も前日までの上昇から一転して利益確定売りに押された。需給主導でボラティリティの高い値動きとなった。
175A ウィルズスマート(Will Smart) 前日比-7.7% 株価913円
人工知能/IoT関連の小型株。直近の上昇に対する反動と見られ、20日は他のAI関連株とともに売りに押された。新興株式市場の下落局面で短期資金が引き揚げられ、株価は大幅安となった。
5138 リベース 前日比-7.4% 株価1528円
下落の理由: 2022年に上場した直近IPO銘柄で、株価水準是正の売りが出た。特段の新ニュースはなく、流動性が低い中でわずかな売り注文でも下落しやすい展開に。需給要因で値を崩し、値下がり率上位に顔を出す下落となった。
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