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日本株の国策・テーマ株の探し方、網羅する方法とは?【保存推奨】

日本株の国策・テーマ株
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相場の華となる「テーマ株」

その中でも、国の方向性を示し、国の支援を受け成長が期待される「国策株」

「国策に売りなし」という株式格言は、数ある格言の中でも特に有名な金言です。

現状であれば、日の丸半導体の再興を掛けた半導体分野が一番の国策株となります。

半導体に関する取り組みや、現状・支援の状況は経済産業省のHPに図解を含めて詳細なレポートが沢山あります。

(こちらはかなりの量になりますので、別記事にて掲載いたします。)

半導体が国策銘柄であるというのは、株式投資初心者の方でもわかりやすいところですね♪

では、他の国策銘柄、国策のテーマ株は何があるんだろう?

どう見つけたら良いのだろう?

と疑問を持たれるかもしれません。

そこで、当記事では、私の国策を把握する方法をこっそり(?)お伝えします。

ちなみにですが、これは、「鳥の目・虫の目・魚の目」でいう「鳥の目」に当たります。

「鳥の目」は、「空を飛ぶ鳥のように高いところ・視野から俯瞰して物事を見ましょう」ということです。

大枠から見ていくことで、日常生活においても情報に対するアンテナを立てること、投資のヒントを見つけることが容易になります。

さて、それでは本題に参りましょう♪

国策・テーマ株を網羅する方法

「何が国策なのか」、「次なる国策」を把握するには、国の予算を見ていきます。

国家予算の概算要求からのスケジュールは以下の流れとなっています↓

8月末に各省庁の要求を締め切り、予算案を作成。

政府内で最終調整

予算案を閣議に提出。毎年12月下旬に国家予算を閣議決定

翌年1月、国会で国家予算の審議開始

3月、予算案が可決、成立

新年度4月、予算の配分と政策実行

8月末は、【中央省庁の予算概算要求・税制改正要望の締め切り】があります。

株式市場・マーケットでは、この概算要求が出てきた段階で、恩恵を受ける銘柄に物色の矛先が向かうことが多くあります。中長期においても、折に触れ、ニュースとして取り上げられ関連銘柄が動意づくことがあります。

各省庁のHPに目を通しますので時間が掛かる作業になりますが、国策銘柄を探すうえで、これらの知識があることは非常に有利です。

ご参考に、前回、令和6年度の各省庁のリンクを張っておきます。

令和6年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について(イメージ)

●防衛省 

防衛力抜本的強化の進捗と予算令和6年度概算要求の概要 54P

●経済産業省

令和6年度 経済産業省関係 概算要求等概要 17P

令和6年度 税制改正に関する経済産業省要望の概要 66P

↑見やすい

●環境省

●国土交通省

令和6年度予算概算要求概要 62P

●厚労省

令和6年度厚生労働省予算概算要求の概要 11P

●文部科学省

01 令和6年度文部科学関係概算要求のポイント等 83P

↑<my memo>

目を通す価値があるページ→4,72,73Pの新規、生成AIについて。75~82P。

GIGAスクールについてはコロナ中に一相場終わってるのでスルー。リカレント教育は見ていても〇。

68Pムーンショット計画については以下参照。

ムーンショット目標1~2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現

●こども家庭庁

令和6年度こども家庭庁予算概算要求の概要 34P

令和6年度こども家庭庁予算概算要求のポイント 4P

子供関連は政策の発表などで物色されることもありますが、長続きしにくいです。

少子高齢化に歯止めが掛からない中、残念でありますし、個人的にもさらなる支援が必要と考えておりますが、マーケット・株式投資をする上では、拡大していくテーマとみることはできません。。。

●財務省 

財務省所管令和6年度概算要求

●総務省

総務省所管予算概算要求の概要 38P

と、このように各省庁で纏められています。

以下は2023年度の私のメモです。

2023年度(令和5年)・概算要求のメモ

●財務省

一般会計:22年度当初予算比10.2%増の28兆8495億円

国債費は26兆9886億円を計上。

税関での水際対策の強化に35億円

事項要求:ウクライナ支援

一般予備費:22年度と同額の5000億円

●国土交通省

一般会計で22年度当初予算比18%増の6兆9280億円

防災・減災やインフラ老朽化対策に重点配分

災害復旧を含めた公共事業費は19%増の6兆2443億円

地域の総合的な防災・減災対策、老朽化対策等には9677億円

インフラ老朽化対策等による持続可能なインフラメンテナンス8969億円

脱炭素社会・グリーントランスフォーメーション(GX)の推進

・ZEH・ZEB の普及や木材活用、住宅・建築物の省エネ対策等の強化:1,303億円(前年度比18%増)

・グリーンインフラ等のインフラ・まちづくり分野における脱炭素化の推進:171億円(同40%増)

・自動車の電動化等の促進:13億円(同3.19倍)

・カーボンニュートラルポートの形成等、港湾・海事分野での脱炭素化推進:664億円(同2.01倍)

・航空燃料(SAF)の導入促進や航空分野における脱炭素化の推進 :27億円(同54%増)

財政投融資     2兆6153億円(前年度比57%増)

●経済産業省

22年度当初予算比14%増の1兆3914億円。

一般会計:4186億円

エネルギー対策特別会計:8273億円

特許特別会計で1455億円

脱炭素社会の実現に向けた要求額は2632億円

送電線に設置する蓄電池の導入など80億円

送電線の次世代化30億円

電気自動車や燃料電池車などの購入支援や充電設備・水素ステーション等インフラ整備に前年度比70%増の410億円

※医薬品や再生・細胞医療・遺伝子治療、ゲノム・データ基盤などについての、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の令和4年・令和5年(2023年)の資料

●厚労省

一般会計で22年度当初予算比1.9%増の33兆2644億円

(子育て支援に関する予算が来年4月発足のこども家庭庁に移管)

年金や医療にかかる社会保障費は31兆2694億円と過去最高水準。

学び直しのための助成金や施設整備費用などに1101億円

●環境省

総額は22年度当初予算比12.7%増の7414億円

自治体の再生可能エネルギー導入を支援する交付金:前年度比2倍の400億円

廃プラや太陽光発電パネル、蓄電池などのリサイクル設備の補助:100億円

バイオプラや廃棄物由来の航空燃料(SAF)の実証など:50億円

中小企業の脱炭素支援:15億円

中小企業が一定量以上の排出削減をするための設備導入の補助事業:100億円(前年度比2.7倍)

22年度の財投で200億円を確保した脱炭素化支援機構は今秋に設立予定で、脱炭素関連の総事業費で3000億円規模を目指す。

●総務省

一般会計:22年度当初予算比6.7%増の17兆5675億円

自治体マイナポイント関連経費12億8000万円

量子暗号通信や人工知能などの研究開発438億9000万円

6Gの研究開発は前年度比50%増の150億円

サイバーセキュリティー対策約30億円

概算要求が公表される時期にはニュースも多く、注目点が取り上げられています。

ですが、きちんと国策を把握するには全資料を読んだ方が全体像が見えて、頭の整理にもなりますので、私は好きです。

地道で泥臭いと思われるようなことを続けることは、

すぐに成果が出なくても着実に自身の血肉になります。

株に関する資料やリサーチはページ数や範囲も幅広くて、

「うっっっ」となることもありますが、読んでいくと「へ~」と知ることが楽しい、面白いと感じます。

この楽しさ、知的好奇心の素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えできれば嬉しいです。

それでは、次の記事でお会いしましょう♪

ご覧いただきありがとうございました♡

いただいたコメントにつきましては、YouTubeや当ブログにてお返事いたします。

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最新のコメント

コメント一覧 (4件)

  • こんばんは
    今回の記事も大変勉強になりました。
    ありがとうございます。
    それでも私の足りない頭では中々理解できず的を射るのは難しく思います。
    その事を予想して前回のコミニティーの参加も見送らせて頂きました。
    それでもコツコツと勉強させて頂きますのでこれからも宜しくお願いします。

    • ご参考になりましたら幸いです🙏
      的を射るのは難しいですよね。
      私も日々勉強です。
      それでも、株は面白いですし頑張る価値があるものだと思います☺️
      クローズドでしかお話出来ないことや意見も多々ありますので、私としてもやりがいがあったり気兼ねなく話せる場があるのはやりやすいです。

      今後ともよろしくお願いします♪

  • ここまでやるんだということを知り、大変勉強になりました。ありがとうございます。

    • コメントありがとうございます。
      ここまでやる必要があるかと言われると、なくても大丈夫ですね☺️

      情報の取捨選択については、それぞれが咀嚼できる範囲内で、キャパオーバーにならない程度が良いです。
      そうでないと、株も情報が多いので思考停止に落ち入ります。

      ですが、これは筋トレと同じで、日頃少しづつでも情報に慣れることで咀嚼のスピード、量、質ともに上がっていきます♪

      無理せず焦らず、出来ることからやっていけば十分です♪

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