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サウスウエスト航空の決算分析から学ぶ長期投資の考え方

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目次

導入文

株式投資をしていると、日々の株価変動に一喜一憂してしまうことはありませんか?また、企業の決算発表を見ても、どのように解釈すればいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。

実は、長期的に成功している投資家たちは、短期的な株価の動きではなく、ビジネスの本質的な価値に注目しています。今回は、アメリカの大手航空会社「サウスウエスト航空」の2025年第4四半期決算を題材に、企業分析の視点や長期投資の考え方について、分かりやすく解説していきます。

この記事を読むことで、決算情報をどのように読み解けばいいのか、そして短期的な業績不振と構造的な問題をどう見分けるのか、その考え方のヒントが得られるはずです。投資の専門用語が苦手な方でも理解できるよう、できるだけ平易な言葉で説明していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

サウスウエスト航空 2025年Q4決算の概要

財務実績のポイント

2026年1月28日に発表されたサウスウエスト航空の2025年通年決算は、同社にとって重要な転換点を示す内容となりました。

2025年通年の純利益は4億4,100万ドル(1株当たり利益は0.79ドル)でした。調整後の純利益で見ると5億1,200万ドル(調整後1株当たり利益0.93ドル)となっています。ここで「調整後」という言葉が出てきますが、これは一時的な特殊要因を除いた数字のことです。企業の本来の収益力を見る際には、この調整後の数字が参考になります。

特に注目すべきは、調整後EBIT(利払い・税引き前利益)が5億7,400万ドルとなり、会社が事前に示していた目標である5億ドルを上回ったことです。そして通年売上高は、同社の 過去最高 となる280.6億ドルを記録しました。

2026年ガイダンスの注目点

企業が発表する「ガイダンス」とは、次の期間の業績見通しのことです。サウスウエスト航空が示した2026年のガイダンスは、非常に強気な内容となっています。

調整後の1株当たり利益(EPS)は 最低でも4.00ドル を見込んでいます。これは2025年の0.93ドルと比較すると、実に 300%以上の成長 を意味します。また、2026年第1四半期のRASM(座席マイル当たり収益)は前年比で 9.5%以上 の増加を予想しています。

RASMという指標は、航空業界で よく使われる効率性の指標です。座席1つを1マイル運航することで、どれだけの収益を得られるかを示すもので、この数字が上がるということは、より効率的に収益を上げられるようになったことを意味します。

通年のキャパシティ(供給座席数)は前年比で2〜3%の増加を予定しており、無理な拡大ではなく、着実な成長を目指す姿勢が見て取れます。

大胆な変革施策の内容

サウスウエスト航空は2025年、同社の歴史において画期的と言える複数の変革施策を実施しました。

まず、2026年1月27日から「座席指定制度」を導入しました。実はサウスウエスト航空は長年、座席指定をせず早い者勝ちで席を選べる方式を採用していましたが、顧客の要望に応える形で方針を転換したのです。同時に、足元のスペースが広い「レッグルーム拡大座席」も導入し、付加価値の高いサービスを提供する体制を整えました。

さらに「手荷物料金の導入」や「ベーシックエコノミー運賃の新設」など、収益構造の多様化も進めています。これは他の航空会社では一般的な施策ですが、サウスウエスト航空にとっては大きな方向転換でした。

ビジネス面でも、クレジットカード会社のChaseとの提携強化や、旅行予約サイトのExpedia、Pricelineとの提携拡大など、販売チャネルを広げる取り組みを行っています。そして、同社史上初となる従業員削減にも踏み切りました。これらの施策は、効率化と収益性向上を目指す経営の決意を示すものと言えるでしょう。

利益率の推移から見える真実

過去と現在の利益率比較

企業分析において、利益率は非常に重要な指標です。売上高に対してどれだけの利益を残せているかを示すもので、ビジネスの効率性や競争力を測る目安になります。

サウスウエスト航空の利益率を時系列で見ると、興味深い変化が見えてきます。過去10年間の平均利益率は4.84%でした。しかし直近5年間の平均では1.43%まで低下しています。

さらに遡ると、2018年には11%、2017年には15%の利益率を誇っていました。2015年以前は通常10〜15%の範囲で推移しており、高い収益力を持つ企業として知られていたのです。

この数字を見ると、「サウスウエスト航空の収益力は大きく低下してしまったのではないか」と感じるかもしれません。確かに表面的にはそう見えます。しかし、ここで重要なのは「なぜ利益率が低下したのか」という原因を深く掘り下げることです。

一時的な要因と構造的な問題の違い

企業の業績悪化には、大きく分けて2つのパターンがあります。一つは「一時的な要因」によるもの、もう一つは「構造的な問題」によるものです。この違いを見極めることが、長期投資において極めて重要になります。

サウスウエスト航空の場合、利益率低下の背景には複数の一時的な要因が重なっていました。まず、Boeing 737機の製造・納入遅延問題があります。これは同社の責任ではなく、サプライヤー側の問題です。また、コンピューターシステムのトラブルも発生し、運航効率に影響を与えました。

そして何より大きかったのが、新型コロナウイルスのパンデミックとその後の調整期間です。航空業界全体が大きな打撃を受け、需要回復のペースも不均一でした。燃料費の高騰など、外部環境の変化も影響しました。

これらは「構造的な問題」とは異なります。構造的な問題とは、たとえば競合他社の台頭によって市場シェアを恒久的に失うとか、ビジネスモデル自体が時代遅れになるといった、根本的な競争力の喪失を意味します。

サウスウエスト航空は47年連続で黒字を達成してきた実績があり、強力なブランド力と効率的な運航ノウハウを持っています。これらのコア競争力は失われていません。つまり、現在の低い利益率は一時的な要因によるものであり、問題が解決すれば歴史的な水準に戻る可能性があると考えることもできるのです。

もちろん、これは確実なことではありません。しかし「なぜ利益率が低下したのか」という問いに対して、「一時的な複数の問題が重なったため」という答えが見えてくると、将来の回復シナリオも描きやすくなります。

長期投資の視点で企業を見る方法

価格と価値を分けて考える

投資において最も重要な概念の一つが、「株価(価格)」と「企業価値(価値)」を分けて考えることです。これは一見当たり前のようですが、実際の投資場面では多くの人が混同してしまいます。

株価は市場で日々変動します。ある日150ドルだった株が120ドルに下がることもあれば、170ドルに上がることもあります。しかし、 市場はあなたの購入価格を気にしません 。あなたが150ドルで買ったという事実は、その株の本質的な価値とは何の関係もないのです。

たとえば、あなたが150ドルで買った株が120ドルに下がったとします。このとき「損をしている」と感じるのは自然な感情です。しかし本当に問いかけるべきは「このビジネスは今日、いくらの価値があるのか?」ということです。

もし企業のファンダメンタル(事業の基礎的条件)が何も変わっておらず、一時的な市場のセンチメント(感情的な雰囲気)で株価が下がっただけなら、それは「損失」ではなく「追加購入の機会」とも捉えられます。逆に、株価が170ドルに上がったからといって、あなたの投資判断が「正しかった」とは限りません。企業価値以上に株価が上がっている可能性もあるからです。

著名投資家のウォーレン・バフェットは、株式を「ビジネスの一部を所有すること」と捉えています。もしあなたが地元のレストランを友人と共同経営していたら、毎日その店の「価値」が変動すると考えるでしょうか?おそらく、売上や利益、顧客満足度といった実質的な要素で店の価値を判断するはずです。株式投資も本質的には同じなのです。

長期的な時間軸で評価する重要性

ウォーレン・バフェットのビジネスパートナーであったチャーリー・マンガーは、こんな言葉を残しています。「お金は買いや売りで稼ぐのではなく、待つことで稼ぐ」

この言葉は、投資における時間の重要性を端的に表しています。短期的な株価の動きは、あなたの投資判断が正しいか間違っているかの指標にはなりません。

企業が変革施策を実施してから、その効果が財務数字に表れ、さらに市場がそれを正当に評価するまでには時間がかかります。サウスウエスト航空の例で言えば、2025年に実施した座席指定制度や手荷物料金の導入が、利益率の改善として明確に現れるのは2026年以降でしょう。そしてその効果が完全に定着するには、さらに数年かかるかもしれません。

もし投資家が数ヶ月単位で成果を求めるなら、この変化を見届けることはできません。しかし5年、10年、15年という時間軸で見れば、企業の本質的な変化と、それに伴う価値の向上が明確になってきます。

長期投資の利点は、短期的なノイズ(雑音)に惑わされずに済むことです。日々の株価変動、四半期ごとの業績の上下、市場全体のセンチメントの変化—これらはすべて短期的には大きく見えますが、10年スパンで見れば些細な出来事にすぎません。

もちろん、「長期保有」が常に正しいわけではありません。企業のファンダメンタルが根本的に悪化した場合や、当初の投資仮説が崩れた場合は、保有期間に関わらず見直しが必要です。重要なのは、時間軸を長く設定することで、一時的な問題と構造的な問題を冷静に区別できるようになるということです。

ビジネスの本質を見極める3つの質問

長期投資家が企業を評価する際、複雑な財務分析の前に、まず3つのシンプルな質問を自問すると良いと言われています。

1つ目の質問:「このビジネスは10年後、20年後、30年後も存在しているだろうか?」

これは企業の持続可能性を問う質問です。技術の進歩や消費者行動の変化によって、一部のビジネスは時代遅れになります。一方で、航空輸送や食品、ヘルスケアといった基本的なニーズに関わるビジネスは、形を変えながらも存続する可能性が高いと考えられます。

サウスウエスト航空の場合、人々の移動需要がなくなることは考えにくく、また同社は47年間の黒字実績という強固な基盤を持っています。もちろん競合状況や技術革新(たとえば将来の自動運転技術や高速鉄道網の発展)も考慮する必要がありますが、基本的には長期的な存続可能性は高いと評価できるかもしれません。

2つ目の質問:「このビジネスは将来、今よりも多くの収益、利益、キャッシュフローを生み出すだろうか?」

これは成長性を問う質問です。企業が存続するだけでなく、収益力を高めていけるかどうかが投資リターンに直結します。

企業が成長するための要素はいくつかあります。市場全体の拡大、市場シェアの獲得、価格決定力の向上、業務効率の改善などです。サウスウエスト航空の変革施策—座席指定料金、手荷物料金、レッグルーム拡大座席—は、まさに収益の多様化と単価向上を目指すものです。これらが成功すれば、利益率の改善が期待できます。

3つ目の質問:「今日、この企業を適正な価格で買えるだろうか?」

これはバリュエーション(株価評価)に関する質問です。どんなに素晴らしい企業でも、価格が高すぎれば良い投資にはなりません。逆に、一時的な問題で株価が本質的価値よりも大きく下がっている場合、それは投資機会となり得ます。

この「適正価格」を判断するには、企業の将来の収益力を予測し、それを現在価値に割り引く作業が必要です。専門的には「DCF法(ディスカウント・キャッシュフロー法)」などの手法がありますが、基本的な考え方は「将来得られる利益の合計」と「今日の株価」を比較することです。

この3つの質問すべてに「イエス」と答えられる企業に出会えたら、それは長期投資の候補となり得ます。逆に、一つでも「ノー」があれば、慎重になる必要があります。

市場の仕組みと個人投資家の立ち位置

アルゴリズム取引の実態

現代の株式市場では、HFT(高頻度取引)と呼ばれるアルゴリズムによる自動売買が大きな存在感を持っています。これらのシステムは、ミリ秒(1000分の1秒)単位で取引を行い、わずかな価格差を利用して利益を上げています。

作家のマイケル・ルイスが著書『フラッシュ・ボーイズ』で描いたように、現代の市場には構造的な課題があることも事実です。高速取引業者は最新の技術インフラに投資し、一般投資家よりも早く情報にアクセスし、より有利な価格で取引できる環境を築いています。

日次取引量の50%以上をHFTが占めるとも言われており、短期的な値動きの多くはこうしたアルゴリズム同士の駆け引きによって生まれています。このため、短期トレーディングで利益を上げようとする個人投資家は、非常に不利な立場に置かれていると言えます。

さらに、ソーシャルメディアの発達により、特定の銘柄に関する噂や憶測が瞬時に広まり、短期的な価格変動を引き起こすこともあります。こうした環境では、デイトレードやスイングトレードといった短期売買で安定的に利益を上げることは、ますます困難になっています。

この状況を見て、「市場は公平ではない」「個人投資家は不利だ」と感じる人もいるでしょう。ある意味では、それは正しい認識です。少なくとも短期売買のゲームにおいては、技術的・情報的な優位性を持つプレイヤーが有利なのは間違いありません。

長期投資家が持つ優位性

しかし、ここで重要な視点の転換があります。それは 「自分がどのゲームをプレイしているか」 を明確にすることです。

短期トレーディングのゲームでは、アルゴリズムが勝ちます。これは否定できない事実です。しかし、長期投資というゲームでは、状況がまったく異なります。

長期投資家は、アルゴリズムと競争していません。10年スパンで投資する人にとって、ミリ秒単位の価格差は全く関係ありません。日々の値動きも、四半期ごとの業績の上下も、長期的なリターンにはほとんど影響しないノイズにすぎないのです。

長期投資家が見ているのは、企業のファンダメンタルです。ビジネスモデルの持続可能性、競争優位性、経営陣の資本配分能力、業界の長期的なトレンド—こうした要素は、アルゴリズムには判断できません。いや、正確に言えば、アルゴリズムは短期的な予測には優れていても、10年後のビジネスの姿を予測することは苦手なのです。

ウォーレン・バフェットは、HFTが存在する現代でも、存在しなかった数十年前でも、一貫して同じアプローチで成功を収めてきました。それは「質の高いビジネスを理解し、適正価格で買い、長期保有する」という原則です。市場の構造がどう変わろうと、この原則の有効性は変わっていません。

むしろ、市場が短期的なノイズで満たされているからこそ、長期投資家にはチャンスが生まれます。一時的な問題や市場のパニックによって、優良企業の株価が本質的価値を大きく下回ることがあります。短期志向の市場参加者が売り急ぐとき、長期投資家は冷静に「この価格は企業の本質的価値を反映しているだろうか?」と問いかけることができるのです。

長期投資家の最大の優位性、それは 「時間を味方につけられること」 です。複利の力、ビジネスの成長、一時的な問題の解決—これらはすべて時間が必要なプロセスです。そして、時間をかけることができる投資家だけが、この果実を手にすることができるのです。

原則に基づく投資の考え方

感情を排除する重要性

投資において最大の敵は、多くの場合、市場ではなく自分自身の感情です。

感情的な投資家には典型的なパターンがあります。株価が上昇すると「乗り遅れたくない」という FOMO(Fear of Missing Out=取り残される恐怖)に駆られて買いたくなります。逆に、株価が下落すると「これ以上損をしたくない」というパニックから売りたくなります。

しかし、これは合理的な投資行動とは正反対です。株価が上昇しているということは、以前よりも高い価格で買うことを意味します。ビジネスの価値が変わっていないなら、むしろ投資機会としての魅力は低下しているはずです。逆に、株価が下落している時こそ、ビジネスの価値が変わっていなければ、より安く買える機会なのです。

規律ある投資家は、価格の動きではなく、ビジネスの価値に基づいて判断します。株価が下落したとき、まず問いかけるのは「企業のファンダメンタルに変化はあったか?」です。変化がなければ、それは追加投資の機会かもしれません。株価が上昇したときは、「現在の価格は、企業の本質的価値に対して適正か?」と問います。

もちろん、感情を完全に排除することは簡単ではありません。人間である以上、株価の変動を見れば何かしら感じるものです。重要なのは、感情を認識しつつも、それに基づいて行動しないことです。

そのための方法の一つが、事前にルールを決めておくことです。「購入基準」「売却基準」「ポートフォリオの見直し頻度」などを、冷静な時に決めておき、それを守る。感情が高ぶっている時の判断は避ける。こうした仕組み化が、感情に振り回されない投資を実現します。

分散投資の意義

どんなに綿密に分析しても、個別企業の将来を完全に予測することはできません。予期せぬ経営判断ミス、不祥事、業界全体を揺るがす技術革新、規制変更—さまざまなリスクが存在します。

だからこそ、分散投資が重要になります。これは「卵を一つのカゴに盛るな」という古くからの格言が示す通りです。

一般的に、適切な分散のためには30〜40銘柄程度のポートフォリオが推奨されることがあります。これくらいの銘柄数があれば、一つの企業が大きく下落しても、ポートフォリオ全体への影響は限定的になります。

また、銘柄の分散だけでなく、セクター(業種)の分散も重要です。たとえば、すべて航空会社株だけを保有していたら、業界全体に影響を与える出来事(パンデミックのような)が起きた時に、ポートフォリオ全体が大きなダメージを受けます。異なる業種、異なるビジネスモデル、異なる地域に分散することで、リスクを軽減できます。

さらに、時間の分散も考慮する価値があります。一度に全額を投資するのではなく、複数回に分けて投資する「ドルコスト平均法」は、タイミングリスクを軽減する効果があります。

ただし、分散しすぎも問題です。100銘柄、200銘柄と保有すると、管理が困難になり、一つ一つの企業を深く理解することが難しくなります。また、本当に確信を持てる投資先だけに集中した方が、リターンが高くなる可能性もあります。このバランスは、投資家の知識、経験、リスク許容度によって異なります。

重要なのは、分散投資によってリスクを管理しつつ、それぞれの投資先については十分に理解し、確信を持って保有できる状態を作ることです。

結論:長期投資の本質とは

ここまで、サウスウエスト航空の決算分析を出発点として、長期投資の考え方について見てきました。最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。

企業の業績を見るとき、表面的な数字だけでなく、「なぜそうなったのか」という背景を理解することが大切です。一時的な問題と構造的な問題を区別できれば、投資判断の精度は大きく向上します。サウスウエスト航空のケースでは、利益率の低下が複数の一時的要因によるものであり、同社の基本的な競争力は損なわれていないという見方もできるわけです。

長期投資の本質は、「ビジネスを所有する」という視点を持つことです。株価の日々の変動は、ビジネスの本質的価値とは切り離して考える必要があります。短期的なノイズに惑わされず、5年、10年、15年という時間軸で企業の成長を見守る忍耐力こそが、長期投資家の強みとなります。

現代の市場では、アルゴリズム取引が大きな存在感を持ち、短期売買での個人投資家の優位性は限られています。しかし、だからこそ長期投資のアプローチには意味があります。自分がどのゲームをプレイしているかを明確にし、短期的な競争ではなく、時間を味方につけた資産形成を目指すこと。これが、現代の市場環境における賢明な選択と言えるでしょう。

投資において完璧な答えはありません。どんなに優れた分析も、未来を確実に予測することはできません。しかし、原則に基づいて行動すること—価格と価値を分離すること、長期的な視点を持つこと、ビジネスの本質を見極めること、感情を排除すること、適切に分散すること—これらの原則を守ることで、長期的な成功の確率を高めることはできるのです。

ウォーレン・バフェットやチャーリー・マンガーといった偉大な投資家たちも、特別な秘密を持っていたわけではありません。彼らは一貫して、基本的な原則を守り続けただけです。その原則は、市場環境がどう変わろうと、時代を超えて有効性を持ち続けています。

最後に、投資は決して急ぐ必要のないものだということを心に留めておいてください。焦って判断せず、じっくりと企業を理解し、適切なタイミングを待つ。そして一度投資したら、短期的な変動に動揺せず、長期的な視点でビジネスの成長を見守る。この姿勢こそが、長期投資の真髄なのです。

サウスウエスト航空の事例が示すように、一時的な業績不振と本質的な価値の毀損は別物です。表面的な数字の背後にある真実を見極める力を養い、原則に基づいた投資を実践していくことで、皆さんも着実な資産形成への道を歩んでいけるはずです。

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